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ブログ - 太宰府 梅園菓子処 - 太宰府天満宮御用達の和菓子

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竈門の華

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2021年02月08日(月)

 令和2年の緊急事態宣言の真っ最中、コロナで無聊をかこっていた工場の職人達が試作していた市松模様のうその餅。黒と緑のもの、白とピンクのものが出来上がっていました。聞けばかなりの工数と時間がかかるようなので「いやちょっとそのままじゃ無理」と一度工場に戻していたのですが、それでもめげずに頑張って仕上げてきました。

 

 しかし、黒と緑の市松模様は食べるとイカ墨パスタ状態。その状態でにやりと笑われるとまさにお歯黒。これはまずいだろうということで商品化断念。白とピンクの方は愛らしくて華やかとなりましたので、こちらを採用して満を持して商品化に漕ぎつけました。

 

 毎月1日には竈門神社に参拝に行くわけですが2月1日にも社長たちが参りました。せっかくなので新しく出来上がった竈門のうその餅もご奉納させていただこうということで持っていったわけなのです。

 

 無事に参拝も終わりまして帰路につく頃合いで、竈門神社の職員の方からお声掛けがあり「宮司からの伝言ですが、竈門のうその餅の名前を竈門の華にしてはいかがですかとのことでした」との思いがけないお言葉をいただきました。

 

 まさか西高辻信良様から菓銘をいただくとは思ってもおらず、想定外のありえない展開に吃驚すると同時に心から感謝の気持ちが湧いてまいりました。これぞまさに幸運を運んで来てくれるうその鳥の効果なのかも知れません。

 

 竈門の華、手の込んだ菓子ですのでこれまでのうその餅と比べると少々お値段も張りますが、麻の葉文様の土佐和紙をあしらい雅な雰囲気が気持ちを華やかにさせてくれるかと思います。ちなみに、竈門とついた菓銘は梅園菓子処では初。青竹を描いた博多人形のうそ鳥も竈門の華限定のレアもの。ぜひ店頭並びにECサイトにてお買い求めください。

 

 竈門の華をECサイトからご購入の方はこちら

 

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竈門の華(青竹を描いたうそ鳥、麻の葉文様の土佐和紙が雅)

2月の和菓子はうぐいす餅と竈門のうその餅

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2021年01月31日(日)

 しばらくご無沙汰をしておりまして失礼しております。というのも、クロワッサンにうその餅をご紹介いただいてからというもの、たくさんのご注文を頂戴しておりまして、その発送準備に追われる日々を送っていたのであります。今でも継続中ではありますが、少しだけ落ち着きましたので久々にブログを書こうと思ったわけなのです。

 

うぐいす餅

 さて、あっという間に1月が終わってしまいました。明日からは2月となりますが、ここ数年来、和菓子で季節を取り込むというテーマを掲げている梅園菓子処としては2月の菓子を何にしようかと年末年始から考えておりました。

 

 先達の京和菓子のお店にはそれぞれ特色ある菓子が季節ごとに並ぶわけですが、弊店ではその辺りは少しなおざりになっていたわけなのです。そこで、新社長が奮闘しまして、和菓子で季節を取り込むというテーマで毎月の菓子を意欲的に販売してきました。

 

 如月の和菓子はうぐいす餅にしてはどうかという案が出ました。ま、出したのは私なのですが。そこで職人さんたちが試行錯誤を繰り返しまして、梅園菓子処としては初めてのうぐいす餅を販売することになりました。正確には創業の頃には販売していたようなのですが、次第に作らなくなったというところだそうです。

 

 もちろん国産の青きな粉、自家製求肥と漉し餡で謹製。保存料や添加物の入ってない素材を使っていますので、安心して召し上がっていただけます。こちらは生菓子ですので店頭のみの販売となっております。西日本方面の方の場合、場合によっては発送できることもありますので、お問い合わせいただければと思います。

 

竈門のうその餅

 もうひとつの新商品が、竈門のうその餅。コロナ禍、製造する商品がなく時間を持て余していた職人達がなんか面白いことはできないかということで試作を繰り返していたものです。「なぬ?そんなに時間がかかるなら商品化は無理ばい」ということで私が一蹴していたものなのです。しかし、時短を目指して工程に改良を加えて努力を積み重ねてくれた結果、このくらいならなんとかというところに漕ぎつけました。

 

 これも応援をしてくださったみなさまのおかげです。この商品、梅園菓子処はじめてのボトムアップ商品です。なかなか良い社風が育ってきました。心を鬼にして一蹴した甲斐もあったというものです。

 

 目を引くのは青竹のうその鳥。ええ、例のアレにあやかったものです。この辺りも含めて社内的にもどうかって声もなくもなかったのですが、結果的にお客様が喜んでくれるならということでGOサイン。さらに、紅白の市松模様がぐっときます。ここの工程を短縮するのに苦労していたようです。

 

 さらに、それだけで終わらないのが梅園菓子処の企画力。例のアレ絡みで麻の葉模様を取り入れようということで、土佐和紙をそっとあしらいました。模様の入った和紙なのです、これ。どうやってこの模様を作り出したんだろうと思うほどの繊細な和紙です。こちらの会社は江戸時代から土佐和紙を漉いてきた方々の系譜なのだそうです。

 

 こちらも今日からECサイトで販売開始です。が、1日に製造できる個数が限られておりますので、完全受注生産となります。そのため最低1週間ほどお日にちを頂戴することになりそうです。激コミとなればさらに伸びる可能性もありますので、どうぞ気長にお待ちいただければと思います。それではご注文、心よりお待ち申し上げております。

 

 土佐和紙 モリサ様

 

 竈門のうその餅商品ページ

 

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紅白の市松模様も美しい竈門のうその餅

 

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麻の葉模様の土佐和紙!これが和紙!

飛梅から菓銘を頂戴した縁起のよい和三盆打ちもの

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2021年01月10日(日)

 飛梅と書いてとびうめと読みます。梅園菓子処の飛梅は、梅の形をかたどった紅白の打ちものです。 菓銘は菅原道真公ゆかりの御神木『飛梅』にちなみました。北阿波産の和三盆糖の風味がよく立ち、きめ細かで上品な甘さが楽しめると長くご愛顧いただいています。和三盆糖は創業200年の岡田製糖所様の和三盆糖をずっと使わせていただいています。

 

 さて、本家本元の飛梅という梅の木は、樹齢千年を超えるとされる白梅のことで、本殿前の左近(本殿に向かって右側)に植えられています。この飛梅、もともと道真公の配所であった榎社(えのきしゃ)にありましたが、太宰府天満宮の造営後に現在の本殿前に移されたといわれています。

 

 人形浄瑠璃や歌舞伎でも演じられる菅原伝授手習鑑などにもこの飛梅が出てきます。また、太宰府天満宮に植えられた梅のなかではいちばん先に咲き始めることでも有名です。寒い時期こそ、梅はいっそう引き立つ感じがします。

 

 実際のところ、梅の木が一夜にして650キロを飛来し、GPSのない時代にピンポイントで榎社に降り立ったかどうかは別として、菅原道真公と梅の関係はやはり深いものがあったことは事実でしょう。あるいはもともとこの地が梅と深い関係にあったのか。いずれにせよ、太宰府と梅、菅公と梅は切っても切れない深い関係なのです。

 

 また別の伝承では、伊勢国度会の白太夫という者が、道真公を慕って大宰府に下る際、道真公の京の屋敷に立ち寄り、夫人の便りとともに庭の梅を根分けして持ってきたという話もあります。道真公は都から取り寄せたことを伏せ、「梅が飛んできた」ということにしたともいわれています。道真公に「これは都から飛んできた」と言われては「左様にござりますな」としか返答のしようもありません。謎多き飛梅ですが、だからこそ古来から多くの人の心を惹きつけてやまないのでしょうね。

 

 梅園菓子処の飛梅は通販では18個入と26個入をご用意しています。店頭では朱色の丸い箱に入った愛らしいものも販売しています。また、木箱入のものもありますのでご贈答にも大変喜ばれています。職人による手作りのため大量にご注文の際は事前にご相談ください。

 

飛梅

梅園菓子処の飛梅は和三盆糖の美味しさが際立っています

 

 飛梅18個入

 飛梅26個入

 

壽 初春大歌舞伎でうその餅

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2021年01月03日(日)

 令和3年1月2日から『壽 初春大歌舞伎』が銀座の歌舞伎座にて開催されています。第三部では菅原伝授手習鑑が演目となっておりまして、恒例のうその餅スペシャルバージョンが1月5日から1月27日までの間、木挽町広場などで販売されます。

 

 もちろん、歌舞伎座様でお出しするうその餅ですから、うそ鳥もスペシャル。いつも販売しているものとは若干雰囲気が異なります。歌舞伎座様でしか販売していないうその餅です。

 

 さらに今回は、官公を慕って京から太宰府まで一夜にして飛来した飛梅伝説から菓銘をいただいた飛梅という和三盆の干菓子もお出しします。650キロを一夜にして飛んでくる飛梅マジックの底力で、ぜひ令和3年も強運を引き寄せてしまいましょう。その他、詳細は下記リンクをご覧ください。

 

 ただ、東京で緊急事態宣言などが発出され歌舞伎興行が中止になる可能性もあります。その際には売店も含めて一時閉店する場合もあります。詳しくは歌舞伎座様のホームページなどをご覧いただければと思います。今回の興行が無事に千穐楽を迎えることができるよう祈っております。ご来場、ご来店の際にはどうぞ感染防止対策を十分になさっておいでください。

 

 【営業時間】※歌舞伎座ホームページより抜粋

1月2日(土)~27日(水)10時~20時45分

12日(火)・19日(火)・28日(木)~31日(日)10時~18時

1月1日(金)は休業

※歌舞伎座正面向かって右側(歌舞伎稲荷奥)、直接入れる出入り口をご利用ください。

 御観劇の前後にご利用賜りますようお願い申し上げます。

 (御観覧券をお持ちでなくてもご入場できます)

 

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歌舞伎座限定のうその餅(目のあたりがスペシャルです)

 

 歌舞伎座

 木挽町広場のお土産情報サイト

花びら餅もご用意してます

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年12月28日(月)

 花びら餅といえばお正月のお菓子ですが、もともとは宮中での習慣が公家や武家を通じて庶民にも広がっていったとされています。この詳しい説明はネットにたくさん掲載されておりますが、一番詳しく書かれていると思われるURLを下記にご紹介しておきますので、ぜひご覧ください。

 

 何事も本家や元祖というものがありますが、花びら餅と粽はやはり室町時代から宮中に出入りされている川端道喜さんということになるでしょうか。より正しくは御菱葩(おんひしはなびら)といい、今では裏千家お家元の初釜でしか食べられないものだとか。これと同じものが試餅(こころみのもち)というものだそうで、毎年年末に販売されているようです。当然、予約でしか手に入らない逸品です。

 

 とはいえ、良き習慣もまた人里に流れていき広まっていくものです。宮中での雅な習慣は私たち庶民の間にも広まっていくのです。しかし、誰もが宮中の御菱葩を食べられるわけではないので、少しずつモディファイドして変化していったのが、花びら餅ということになるのでしょうね。

 

 花びら餅には牛蒡が入っていますが、陰陽でいうと陽となります。かぼちゃは中庸からやや陽よりでしたから、さらに少し陽に振れた感じですね。わざわざ牛蒡を餅に挟むという点を考えると、やはり少しずつ陽の気を取り入れていこうとする意図を感じます。初春とはいえまだまだ寒い新春ですから、体を温める作用のある牛蒡などを入れたのかも知れませんね。

 

 梅園菓子処でも花びら餅を正月用にご用意しております。こちらは基本的には店頭販売のみとはなりますが、太宰府天満宮参拝の折にはぜひご来店ください。ただ、職人の手作りのため数が作れません。そのため完売している場合もございますのでご容赦ください。それではご来店、心よりお待ちしております。

 

 花びら餅

 iPad12proで撮影しましたが室内なりにきれいに発色してますね

 

 梅の花びらを模ったお餅で新年を寿ぐ ―御菱葩(川端道喜)[京の和菓子探訪 #8]

 

冬至ゆえにかぼちゃ薯蕷饅頭

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年12月22日(火)

 昨日はちょっとお歳暮の発送や給与計算などで多忙を極めてしまいまして更新できませんでした。本当は冬至だったので記事を更新したかったのですが。季節を大事にと言っておきながら大変お恥ずかしいことです。

 

 さて、昨日は冬至でしたがみなさまはどのように過ごされましたか。冬至の説明は割愛させていただくとして、大事なポイントは陰極まって陽に転じるということでしょうか。易経では地雷復(ちらいふく)という卦なのだそうで、陰(地)が重なった底の部分に陽(雷)が生まれた状態を表しています。とはいえ、まだまだ陽の力は弱いのでオラオラ系でいくと足元を掬われますよという感じでしょうか。

 

 冬至にかぼちゃを食べるという習慣も江戸時代からの習慣のようですね。少なくとも恵方巻のように新しい習慣ではなさそうです。ネットにはいろいろな情報があるようなので、その辺りは割愛させていただき、ちょっと違った視点から探ってみましょう。

 

 唐などの習慣ではなんでも陰陽に分類するわけですが、実はかぼちゃは中庸からやや陽寄りとされています。同じ仲間として玉ねぎや葛なども中庸からやや陽寄りです。この中庸からやや陽寄りというのがポイントではないかと思います。

 

 陰極バリバリの時に陽極バリバリの食べ物を食べると振れ幅が大きいですね。そこでやや中庸から陽寄りのものを選んで、やっと生まれた陽に少しだけ力を与える。実のところ、こんな配意があるのではないかと個人的には感じています。

 

 少しずつ陽に戻していくことで全体の調和を取りながら成長していくわけですから理にかなっています。もちろん、これはあくまでも個人的な意見ですから正解でもなんでもありません。参考程度にお聞き流しください。

 

 そいうわけで、昨日の冬至の日には梅園菓子処でもかぼちゃ薯蕷饅頭を作って店頭で販売いたしました。おかげ様であっという間の売切れということでありがとうございました。今年はもう作らないのかな。まだちょっと作るかどうかわかりませんが、いずれにしてもLINE公式アカウントやInstagramなどで告知致しますので、ぜひフォローかましておいていただければ幸いです。

 

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かぼちゃ薯蕷饅頭の美しさといったらもう 

 

 食べ物の陰陽表(こちらを参考にしました)

 

 

この冬…といわず毎年おすすめしたいお茶がこれ

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年12月19日(土)

 和菓子とお茶は切っても切れない関係です。もちろん、濃茶や薄茶を点てていただく瞬間も特別なものですが、普段はなかなかお茶を点てる機会もありません。かくいう私も自宅で薄茶すら点てる時間がありません。

 

 しかし、煎茶はちょいちょい飲みます。寒い時期の楽しみのひとつが煎茶ですね。普段は銀座催事でのご縁からうおがし銘茶さんのにゅうを飲んでいるのですが、これがとても美味しいです。お茶の旨さを教えてくれたのがこのうおがし銘茶さんです。もちろん、全国各地にいろいろな茶どころがありますし、その土地土地の茶の旨さがあって楽しみも尽きないところです。おいしいお茶をぜひ教えてください。

 

 さて、そんな中、個人的に「つあっ!」という煎茶がありますので、ご紹介をしておきます。星野製茶園さんの白姫というお茶があるのですが、これが玉露の間違いではないかというほどのうま味を感じるのです。れっきとした煎茶なのにも関わらず。

 

 この白姫は突然変異で誕生した幻の白い葉の茶葉でして、湯を注ぐ前は普通の茶葉に見えるのですが、湯を注ぐと次第にほんのり白く変化していくのです。湯温は普通のお茶と異なり少しだけ低めの60度から70度が良いようです。

 

 普段はうおがし銘茶さんのキリっとしたお茶を飲んでいますが、ちょっとした特別な時間にこの白姫を神妙に淹れて飲むのです。その天然のうま味とほんのりとした甘い香りが五感をごりごりとくすぐってくれるのです。

 

 そういうわけで、懇意にしている三十三茶屋さんに「入荷したら速攻教えてください」と頼んでおき、まとめ買いしている有様なのです。とはいえ、どうしてもこの旨さをどなたかと共有したくて、すぐに人にあげてしまうのですが。

 

 今年の冬は大変寒いともいいますので、ぜひお好みの煎茶を見つけてあったかくスペシャルな時間をお楽しみください。その際、梅園菓子処の宝満山なども一緒に召し上がっていただけましたら幸いです。

 

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幻のホワイトリーフ 白姫

 

 うおがし銘茶ECショップ(にゅうがおすすめ)

 三十三茶屋facebookページ

 温かいお茶と一緒に宝満山もおすすめ

 

令和2年(2020年)取り寄せ和菓子売上ランキング

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年11月28日(土)

 梅園菓子処のオンラインショッピング(ECサイト)ではいろいろなお取り寄せができますが、初めてのご利用のお客様は「何を買ったら良いか」と迷う方もいらっしゃるかと思います。そこで、過去の受注データから梅園菓子処ECサイト売れ筋ランキングをご用意してみました。ご参考になれば幸いです。

 

 売れ筋ランキング1位

 うその餅

やはり過去のご注文の中でも断トツ1位がうその餅でした。これはある程度は予想はしていましたが、実際にデータを洗ってみるとここまで圧倒的だったかと私たちがびっくりするほど。求肥餅を青しそ風味のそぼろでまぶした菓子で、中には太宰府天満宮のご神鳥である「うそ」の人形が必ず1体入っています。通常は博多人形の土うそ、正月のみ木彫りの木うそが入ります。

 

また、毎月25日は天神様の日でもありますので、この日には紅梅色(俗にピンク)のうその餅を販売しています。備考欄に『天神様の日うその餅』を書き添えていただければ、25日の製造分を発送することもできます。入数は15個となっていますので、おひとりでは食べきれないという方もいらっしゃるかもしれませんが、お客様からは「うちは冷凍して食べてます」とのお声もいただいています。求肥餅は解凍してすぐに柔らかくなるのでこの方法で召し上がれば解決です。

 

うその餅

 

 うその餅をお買い上げの方はこちら

 

 売れ筋ランキング2位

 宝満山

2位にランクインしたのは宝満山1棹、宝満山半箱でした。こちらもある程度予想していた結果です。宝満山は卵を使った菓子でその重層的で深みのある甘さが特徴です。単なる甘味ではなくて、甘さが重なり合っているような味覚。

 

こちらは冷凍しても固く凍りませんから、まずは冷凍庫に保管しておいて食べたい時に食べたいサイズにカットしていただければOKです。より詳しくはこちらの宝満山について書かれたブログ記事を下記リンクからぜひお読みください。サイズにお悩みでしたらまずは半箱をご購入いただき、お気に召していただければ1棹を購入いただければ良きかと。

 

宝満山

 

 宝満山なる菓子のこと(ブログ記事)

 宝満山1棹をお買い上げの方はこちら

 宝満山半箱をお買い上げの方はこちら

 

 売れ筋ランキング3位

 宝満山半箱+大徳寺納豆入宝満山半箱

詰合せのこちらの商品がランクイン。宝満山も食べたいし、大徳寺納豆入宝満山も食べたいというニーズに合った詰合せです。かつ、半箱(1棹の半分)サイズなので違った味がそれぞれ気軽に楽しめるということで人気なのでしょう。

 

大徳寺納豆というのは、いわゆるみなさまが想像する納豆ではなくて、寺納豆といわれるもの。梅園菓子処で使っている大徳寺納豆は、あの一休禅師から秘伝を伝えられ、それを代々と受け継いできた名店で謹製されたものを使用しています。一休禅師秘伝の味を宝満山と掛け合わせたものがこの大徳寺納豆入宝満山です。そんな室町時代に想いを馳せつつ召し上がっていただけましたら幸いです。こちらは大徳寺納豆入宝満山の写真です。

 

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 宝満山半箱セット(大徳寺納豆入宝満山半棹1箱+宝満山半棹1箱)をお買い上げの方はこちら

 

 売れ筋ランキング4位

 よろつよシリーズ

よろつよには10枚入平箱、10枚入り縦箱、20枚入り縦箱の3種類があります。そして、この3種類が同数でしたのでまとめて4位にランクイン。こちらは宝満山を特殊な方法で乾燥させた菓子で、外はさっくりと中は比較的にふんわりとした食感が特徴の菓子です。梅園菓子処の菓子の中では比較的に新しい菓子ですが、どなたが召し上がってもおいしいと感じていただける菓子を意識してお作りしているので、ランクインしたのかも知れません。迷ったら買っておいて間違いない菓子として店頭でもおすすめをしています。

 

平箱はお持たせ等のちょっとした贈答にちょうど良いサイズ、縦箱はコンパクトな大きななのでご自分用にお買い上げになる方がよくお選びになるようです。このよろつよの秘話などもブログにアップしていますので、ぜひリンク先もご覧ください。

 

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 とある名もなき菓子によろつよなる名がつきたる話(ブログ記事)

 よろつよシリーズをお買い上げの方はこちら

 

 売れ筋ランキング5位

 ラムレーズン宝満山

新しい商品からランクインしたのでこちらのラムレーズン宝満山。こちらのラムレーズンはレーズンをラム酒に漬けこむところから職人が手作業で行っています。市販のものを使ってみても良いのではないかと提案はしているのですが、「ラムレーズン宝満山の命はラムレーズンですばい」と首を縦に振りません。その分、確かに美味しいものが出来上がってきます。そのせいか、このラムレーズン宝満山、店頭でもよく売れています。あまり売れるとコストがっとこちらが心配になるほど。こちらも開発秘話をブログで書いていますのでぜひお読みください。名付けて葛藤のラムレーズン宝満山です。ラムレーズンがお好きな方は間違いなく大好きな商品ですのでぜひお試しください。

 

ラムレーズン宝満山

 

 葛藤のラムレーズン宝満山の行方(ブログ記事)

 ラムレーズン宝満山をお買い上げの方はこちら

 

上記ランクインの商品が圧倒的でしたのであまり目立たない感じとなりましたが、この他にも…

 

 詰合せ(宝満山1棹、東風梅6個、梅守4個)

 詰合せ(うその餅1個、東風梅3個、ミニ梅守3個)

 詰合せ(梅守4個、宝満山1個、うその餅1個、東風梅4個、まつば2本入3袋)

 

このような詰合せもよく出ていました。これらの詰合せはご贈答などではご使用されたようで、内のしや外のしなどをかけてのご注文が多いようです。梅園菓子処では大小問わず冠婚葬祭の御用にもよくお遣いいただいておりますので、安心してご用命ください。数が多い場合にはお電話でのご注文も受け付けております。お気軽にお電話ください。

 

 以上、令和2年ECサイト売上ランキングでした。梅園菓子処のECサイトからのご注文、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

 

 

宝満山なる菓子のこと

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年11月21日(土)

 宝満山という名の菓子が誕生した話は断片的な形で伝えられています。創業者である藤丸正が苦心の末に菓子を作り上げた時、妻の藤丸タマノがたまたま竈門神社への参拝を終えて帰宅したことから、この菓子を宝満山(宝満山やその昔竈門山とも呼ばれていました)と名付けたというエピソードがひとつ。

 

 あるいは、宝満山の淡々漠々たる山容になぞられえて宝満山という菓銘をつけたというエピソードがひとつ。いくつかの断片的なエピソードが伝えられていますが、梅園菓子処を代表する創業以来の銘菓であることは間違いありません。

 

 さて、近代三茶人といえば、益田鈍翁、原三渓、松永耳庵のお三方。中でも、宝満山とゆかりの深い方が松永耳庵翁です。ある時、創業者の藤丸正が西鉄太宰府線の二日市駅のホームで、ある初老の男性と親しく話をする機会があったそうです。その男性こそが、電力の鬼といわれた松永安左エ門(松永耳庵翁)氏でした。どうやら当時は二日市に九電関係の寮があったのでそこへ所用があって二日市に立ち寄られていたのではないかと聞いています。

 

 早速に宝満山を差し上げたところ、松永耳庵翁から「宝満の山より高き上味、誠に申し分なし」とのお褒めの言葉を手紙にて頂戴しました。以来、耳庵翁の「筑紫の茶事も是により一層」のお言葉通りに、大小茶会に梅園菓子処の菓子を遣っていただくようになりました。その時に頂戴した直筆の手紙は太宰府参道にある店舗内に大切に展示させていただいていますのでご来店の際にはどなたでもご覧になれます。

 

 このご縁によりまして、小田原の耳庵翁ゆかりの方々とご縁を頂戴するようになりました。数年前には念願であった耳庵追善茶会にお邪魔させていただきました。耳庵翁が晩年をお過ごしになった老欅荘(ろうきょそう)での茶会は、どことなく生前の翁の人柄を偲ばせるような感じで実に楽しい茶会でした。また、例年のこの茶会にお供えいただいている菓子も宝満山ということで、宝満山が繋いでくれるご縁の深さと広さをいつも感じています。

 

 宝満山は卵と砂糖を用いた菓子で他に同じものがないのでなんとも形容の難しい菓子です。創業以来、淡雪でもなく外郎でもなくと説明してきましたが、お客様からは和製プリンのようだという声も頂戴しています。ある時、この宝満山を知人の家で食べた時のこと。レロー ピノー・デ・シャラント15年がたっぷりとかけられた宝満山を出されたので食べてみたのですが、これが悶絶するほどのうまさでした。リンクを貼っておきますので、ぜひお試しください。

 

 今ではこの宝満山から3つのラインナップが誕生しています。京都紫野の大徳寺門前で謹製された大徳寺納豆入りの大徳寺納豆入宝満山、ラムレーズンカットに全集中する職人が作り出すラムレーズン宝満山、隠れたファンがごっそり買っていく生姜宝満山。それぞれに特徴があり、個性が際立つのも、創業以来のプレーンな宝満山がしっかりと下支えしているからこそ。

 

 初めて召し上がると「あまっ!」と感じられるかも知れません。しかし、どうぞ舌の上でその甘さを探ってみてください。単純な甘さではないことに気づかれることでしょう。重層的な甘さというか構造的な甘さというか、何か複数の要素が絶妙に混ざり合った上に成り立つ甘さ。これがプレーンな宝満山の底力です。多くの文化人や茶人を唸らせてきた宝満山をぜひ召し上がっていただければ幸いです。もちろん、濃茶の主菓子としてお遣いいただければ茶事や茶会もぐっと引き締まることでしょう。

 

宝満山

 濃茶にも負けない風格があります

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やわらかいだけでなくしっかりとした弾力もあります 

 

 

 小田原三茶人の茶室

 

 レロー ピノー・デ・シャラント 15年

  

とある名もなき菓子によろつよなる名がつきたる話

カテゴリ: 菓子のことのは 作成日:2020年11月13日(金)

 梅園菓子処の商品のひとつによろつよという菓子があります。弊社のスタッフでも「よろつよ」と発音していますが、正しくは「よろづよ」と発音します。もちろん、「よろつよ」と発音しても通じますのでご安心ください。さて、本日はこの菓子によろつよなる菓銘がつきたる話をご紹介いたします。

 

 名もなきころ

 このよろつよは、宝満山を薄くカットしたものを特殊乾燥させて製造していることから、宝満山御干菓子(ほうまんざんおひがし)と呼ばれていました。スタッフがそう呼ぶものですからお客様もそのように呼んでくださいます。すると、少々困ったことが発生します。

 

 名前が似ているので、一般的な干菓子と区別がつきにくいのです。間違う余地があるなら間違うというマーフィーの法則にならって、一般的な干菓子と宝満山干菓子の間違いも発生していました。これをこのまま放っておくことはできません。では、菓銘をつけようとなるのですが、この菓銘というのが難しい。結果、緊急かつ大変重要とまではいえない課題として時間だけが流れていったのです。

 

 お茶席での会話

 もうひとつの困ったこととしては、茶会の薄茶席などでお使いいただく際に発生します。この宝満山御干菓子を薄茶の前にお出しして、その後で亭主と正客がやりとりを交わします。やりとりの中で正客が亭主に菓銘を質問する場合があります。「大変おいしいお菓子でございますが、お菓子の名前は?」と正客が尋ねた時、亭主が「梅園の宝満山御干菓子でございます」と返すわけですが、これだと冗長ですし少々堅いですね。薄茶席ですからもう少しやんわりとしたイメージが好ましいと感じる方もいらっしゃったであろうと思います。

 

 菓銘決定

 ある年、表千家同門会様の全国大会が太宰府天満宮で開催されました。全国から多くの先生方やお弟子さん方が太宰府天満宮にお運びになり、にぎにぎしくいくつものお茶席が立ったわけですが、その中の一席でお出しする干菓子を弊社がお出しする機会がありました。では…ということで、弊社の先代があれこれと試行錯誤を重ねて作り上げたのが、令和の翠という菓子でした。ただ、これだけでは少し色味が物足りないので、これに宝満山御干菓子を三角にカットして添えてはどうかという話になったのです。

 

 しかし、前述の通り、薄茶席の菓銘としては少々冗長。といって、宝満山(ほうまんざん)という名前の菓子はすでに存在します。さあ、困ったどうしようと頭を抱えることになりました。そんな折、先代と天満宮の方々が集まって会議をしていた時、前宮司西高辻信良様が「よろつよというのはどうだろうか」とご提案くださったのです。

 

 折しも太宰府は令和改元で大変盛り上がっており、『万葉集』巻五「梅花歌三十二首并ならびに序」が全国的に大きな脚光を浴びていました。その三十二首のうちの一首に次の歌があります。

 

 万代に年は来経とも梅の花絶ゆることなく咲きわたるべし

 よろづよに としはきふとも うめのはな たゆることなく さきわたるべし

 筑前介佐氏子首

 

 この一首の冒頭のよろつよにから頂戴した言葉が菓銘となったのです。まさに万葉の香り漂う雅な名前を頂戴したわけですが、これ以降、この宝満山御干菓子をよろつよと呼ぶようになりました。お蔭様をもちまして、お稽古はもちろん、大小のお茶席でよくお使いいただいています。

 

 また、お茶席だけでなくご家庭でお茶請けのお菓子として召し上がってくださっている方も多いと聞いています。いつも定期的にご購入いただくお客様は、「父が好きなので定期的に買って冷凍庫で保存して食べています」と教えてくださいました。創業以来の菓子と比べるとまだ新しい菓子ではありますが、こうしてファンが増えて下さることはとてもありがたいことだと思っています。

 

 もともとは縦箱に10枚、あるいは20枚で販売していましたが、日本橋三越本店に催事出店した際、さるお茶の先生から「平箱が見栄えが良いので平箱が欲しい」というご提案を受けまして、新しく平箱10枚入もラインナップに加わりました。こちらも確かにちょっとした贈り物にも最適な大きさかと思います。もちろん、お稽古などでお使いの方はコンパクトな縦箱をお買い求めくださいます。内容に差はありませんので、用途に応じてお買い求めください。

 

 以上、とある名もなき菓子によろつよなる名がつきたる話でした。

 

 

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 よろつよは宝満山を特殊な製法で乾燥させたもので万葉集の一首より菓銘を頂戴しています

 

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こちらは平箱10枚入で1,430円(税込)となります

 

ho hi usu 10

こちらは縦箱10枚入りで1,430円(税込)となります

 

 太宰府天満宮参道本店、弊社ECサイトでもお買い求めいただけます。

 梅園菓子処ECサイト よろつよ購入ページはこちら

 

 

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