太宰府 梅園菓子処 - 太宰府天満宮御用達の和菓子

       

コラム

甘みと塩味のループで止まらなくなる、大徳寺納豆入宝満山

カテゴリ: 作成日:2021/10/17

こちらの記事は管理栄養士でもありウェブライターでもある亀崎智子さんに記事執筆をお願いしました。


梅園菓子処の代表商品でもあり、創業当時から変わらぬ美味しさの宝満山シリーズ。

 

シンプルな定番も美味しいのですが、本日はちょっと珍しい食材でもある大徳寺納豆とコラボした『大徳寺納豆入宝満山』をご紹介します。

和製プリンとも呼ばれるちょっと不思議な和菓子

宝満山シリーズの特徴は大きくふたつ。

ひとつは、原材料がとてもシンプルであるということです。

宝満山シリーズの原材料は、卵・砂糖・寒天・水あめのたった4つ。

 

今回紹介するのは、これに大徳寺納豆が追加されたものです。すごくシンプルな原材料で作られていることから、素材の美味しさをしっかりと楽しむことができます。

 

もうひとつは、不思議な食感ではないでしょうか。和菓子でありながらも、寒天を使用して固めることで、少し固めのプリンのような食感を楽しめます。

 

そして、冷凍しても凍ることがないため、夏は冷やして、冬は常温でと、季節によって色々な食べ方を楽しむことができるのも嬉しいポイントです。

 

別名『和製プリン』とも呼ばれることもあり、コーヒーとの相性も抜群な和菓子なのです。

 

宝満山の不思議

しっかりとした弾力の宝満山

電力の鬼、松永耳庵翁に愛された宝満山

電力の鬼と呼ばれ、戦後の経済界に大きな影響力を持っていたことで知られる松永安左エ門(耳庵)氏は、益田鈍翁から誘われ60歳から茶道を始めて、独自のお茶を実践し楽しんだといわれています。

 

そんな松永耳庵翁にご縁あって食べていただいたのが、梅園菓子処の代表商品でもある宝満山。その味を大変お褒めいただき、福岡にお越しの際にはお店にも立ち寄られるようになり、小田原の老欅荘(ろうきょそう)に何度もお取り寄せをして召し上がってくださったともいわれています。

 

加えて、松永耳庵翁からは『宝満の山より高き上味誠に申し分なし』とのお手紙もいただいたそうです。

 

宝満山は砂糖の甘みが強すぎず、卵のコクを引き立てることで、上品な味わいを楽しむことができる和菓子です。

 

大徳寺納豆とのコラボレーション

シンプルな宝満山でも、十分に美味しいのですが、大徳寺納豆とコラボすることで、塩味が追加されて、無限に食べたくなる味わいに変化してしまうのです。

 

甘みと塩味が絶妙に合わさることで、甘みと塩味のループにハマってしまい、お茶菓子としてはもちろん、お酒の肴としても召し上がっていただきたいおすすめの味わい。甘みだけではないので、男性でも食べやすい仕立てになっています。

大徳寺納豆とは

「そもそも、大徳寺納豆って何?」と思う人もいるかもしれません。一般的な納豆をイメージしてしまうと、どうしても美味しいそうに思えない。そんな人もいるかもしれませんね。大徳寺納豆は一般にスーパー等に並んでいる納豆とは別物です。

 

一般の納豆と言えば、「粘り気があり糸をひく」というイメージをお持ちでしょうが、大徳寺納豆は異なります。大豆を発酵させることによって腐敗を防ぎ、蒸したり干したりすることで独特な風味をまとった発酵食品となります。

 

そのルーツは、宋の時代に留学僧によって持ち帰られた禅僧の保存食。これを親から子へ子から孫へと代々に渡って受け継ぎ改良され、京都市北区紫野大徳寺門前にある一久で製造されたのが、梅園菓子処で使っている大徳寺納豆なのです。もちろん、大徳寺納豆は大徳寺の各院自家製のもの、一久以外にもそれぞれ個性豊かに製造されています。

 

独特の風味だけでなく、塩味もあることで、お菓子のように食べるだけでなく、お酒のおともとして愛されています。少量をいただくだけで十分満足感も得ることができます。

 

そんな大徳寺納豆はひと粒の大きさでは、少し大きすぎるため、宝満山を作る時には、職人によってひと粒ひと粒食べやすい大きさにカットされて使用しています。

 

そのため、食べている時に甘みだけを感じる部分と塩味が追加される部分があり、甘みとしょっぱさの無限ループに入ってしまい、ついつい食べ過ぎてしまうそんなことも起きてしまうのです。

 

大徳寺納豆入宝満山

大徳寺納豆入宝満山(中の黒い粒が大徳寺納豆)

季節によって食べ方を変えるのもおすすめ

シンプルな原材料の大徳寺納豆入宝満山だからこそ賞味期限は決して長いとはいえませんが、冷凍することで、1ヶ月位は美味しく食べることができるのは嬉しいポイントです。

 

また、冷凍しても固く凍らないという特徴があるため、冷凍しても食べたい時にすぐに食べることができるとともに、食感があまり変わることなく、美味しく楽しむことができます。

 

宝満山シリーズは常温には常温のおいしさがあり、冷凍には冷凍のおいしさがあるので、あなた好みの食べ方を見つけるのもおすすめですよ。

 

ちなみに、暑い夏は冷凍庫で冷やして食べるとひんやりとした冷たさが病みつきになること間違いなしです。

 

大徳寺納豆入りはそのままで甘みと塩味の加減が絶妙なハーモニーを生み出しているので、お好きな飲み物と一緒にそのまま食べるのがおすすめです。冬は常温でいただくことで、また冷凍で冷やしたものとは少し異なる風味を楽しむことができるでしょう。

 

大徳寺納豆はその独特な風味から、そのまま食べるのは少しハードルが高く感じてしまう人も多いかもしれません。その時に、大徳寺納豆入宝満山から試してみてはどうでしょうか。


 

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梅園菓子処ECサイト宝満山シリーズの通販ページ

 

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