宝満山
ほうまんざん
淡々かつ漠々創業当時から変わらぬ棹物で梅園菓子処を代表する和菓子です。卵の凝縮されたコクと洗練された甘みが口の中に広がります。
淡雪でもなく、ういろうでもない、宝満山ならではの上品な食感です。夏場は冷たく冷やして、冬場は常温でお召し上がりください。また、ブランデーや梅酒をかけてお召しあがりになられると芳醇な香りと甘さを同時にお楽しみいただけます。
多くの文化人や茶人にも愛され、お茶席でもよくご利用いただいています。
現在、宝満山には創業以来の味を伝えるブレーンタイプに加え、大徳寺納豆入宝満山、生姜宝満山、ラムレーズン宝満山の4つの種類がございます。オンラインショップにそれぞれの商品についてご説明を致しております。また、それぞれに半箱(1棹の半分サイズ)もご用意しております。それぞれ、下記の商品ご購入ページをクリックしてオンラインショップへお進みください。
木箱入宝満山もECサイトで販売を開始いたしました ご注文をいただいてからの製造となりますため、宝満山・大徳寺納豆入宝満山木箱(1号から2号)入り宝満山のご注文は、ご来店3日前までにご予約をお願い致します。。ご注文はこちらからどうぞ。
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宝満山1棹 \1,850(税込) |
詰合 宝満山2棹入 朝霧 \3,950(税込) |
宝満山木箱1号:\4,200(税込) ※宝満山2棹分の分量となります |
宝満山木箱2号:\6,050(税込) ※宝満山3棹分の分量となります |
棹もののお菓子です。好みの大きさに切ってお召し上がりください。
冷凍庫に入れても固く凍りませんので、出してすぐにナイフで切ってお召し上がりいただけます。
宝満山を好んだ文化人たち
長崎県壱岐出身の偉人松永安左衛門翁は、『電力の鬼』として知られております。その卓抜な識見と明治的気骨、そして天衣無縫な性格は実業家として多くの人に知られるところですが、近大三茶人のひとり松永耳庵としても大変有名な方です。
益田鈍翁、原三渓らと親交深く、数々の名茶器による朝夕二回のお点前を『松永流』と自称され、茶の道においても独自の境地を保っておられたと伺っております。
この『宝満山』には、その耳庵翁から「宝満の山より高き上味誠に申し分なし」とお褒めの言葉をいただきました。その時の直筆のお手紙は、今でも梅園店舗内にて大切に展示させていただいておりますので、ご来店の際にはどなたでもご覧いただくことが出来ます。
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その他にも、『伊豆の踊り子』で有名な作家の川端康成氏、『鞍馬天狗』で有名な作家の大佛次郎氏は、しばしば自宅にお取り寄せになり『宝満山』を召し上がっていらっしゃいました。 また、松本清張氏は福岡を訪れるたびに自ら店にまで足をお運びになり、この『宝満山』を買い求めてくださいました。さらに、元総理大臣の吉田茂氏も好んで召し上がっていたと聞き及んでおります。 |
名前の由来
宝満山(別名・竈門(かまど)山)は、平安時代の歌人、清原元輔により「春は萌え 秋はこがるる竈門山 霞も霧もけぶりとぞ見る」と後拾遺和歌集に詠まれている名山で、古くから修験道の霊峰と崇められてきました。その淡々かつ漠々とした山の空気になぞらえて、「宝満山」の名をつけさせていただきました。 |