太宰府 梅園菓子処 - 太宰府天満宮御用達の和菓子

       

コラム

食の安心安全を一番に考えた製造スタイルを守り続ける姿勢

カテゴリ: 作成日:2021/10/30

こちらの記事は管理栄養士でもありウェブライターでもある亀崎智子さんに記事執筆をお願いしました。


 

梅園菓子処が創業当時から大切にしてきたこと。そして、これからも大切にしていきたいことのひとつが、食の安全安心こそが一番大事という想い。この安全安心という基準は、人により違ってくる部分でもありますが、カラダにとってもココロにとっても優しい。そして、美味しいと笑顔がこぼれるそんな和菓子を日々作ってくれています。

 

今回は具体的に梅園菓子処がどんな風に安全安心な和菓子を生み出してくれているのかをご紹介しますね。

職人の手仕事によって生み出される和菓子

創業当時から変わらぬことのひとつが、和菓子製造において、現在も機械を使用せずに、常時4~5人(忙しい時は10人前後の場合もあり)の職人による手仕事で行われていることです。

 

これは簡単そうで、実はとても難しいことなのです。機械を使用すれば、あっという間に終わってしまう作業もひとつひとつ手作業にすることは、時間はもちろん、お金もかかってしまいます。そのため、大量生産することも難しいのです。

 

しかし、加工品を使用せずに、原材料の下準備から自社工場で丁寧に行うことで、上品で美味しい和菓子が生み出されています。

 

あんこは小豆から炊くということはもちろん、看板商品でもある宝満山シリーズで使用されるラムレーズンや大徳寺納豆も丁寧な手作業によって、混ぜ込まれています。

 

例えば、ラムレーズンは、自社工場にて、丁寧に細かな枝を取り除いてからラム酒に漬け込んだものを。大徳寺納豆は、食べやすいようにひと粒ひと粒細かくカットしたものを使用するこだわりぶりなのです。

 

また、月替わりで季節の和菓子も並びますが、秋には、栗ようかんや栗きんとんのラインナップも。もちろん、既製品の栗を使用するのではなく、丸ごと使用する場合には、皮を剥く作業を。栗餡を作る時には、茹でた栗の中身をスプーンですくいだすことを丁寧に行っているのです。

 

端午の節句や厄除けにあわせて作られる粽も丁寧に作られた外郎(ういろう)をひとつひとつ笹の葉で包み、イグサなどで縛って完成させる丁寧な仕事によって生み出されています。

最小限にとどめられている食品添加物

そして、欠かすことができないもうひとつの大切にしていることが、可能な限り食品添加物を使用しないという姿勢です。

 

現在の日本では約1500種類以上の認可されている食品添加物があり、不使用なものを探すのは大変というくらいさまざまな食品に使用されています。これは、和菓子にも当てはまります。

 

もちろん、すべての食品添加物が悪というわけではなく、中には必要なものもあります。しかし、一方で、できれば避けた方がよいものがさまざまな食品に使用されているのも事実なのです。

 

そんな中、梅園菓子処は、保存料や防腐剤は一切使用せずに、可能な限りシンプルな原材料のみで製造するということをとても大切にしています。

 

そのため、どうしても、食品添加物を使用しているものと比較すると、賞味期限が短くなってしまう商品が多いのです。

 

「日持ちする商品が欲しい」

 

そんな消費者のニーズも多いのですが、どの世代でも安心して食べることができる和菓子のために、安易に保存料や防腐剤などを添加するのはできるだけ避けたいとの社長の想いから現在の形で取組まれています。

使用する場合も必要最低限にとどめようとする姿勢

ただし、梅園菓子処の看板商品のひとつでもある「うその餅」のように、和菓子の種類によっては、カラフルな色によって、目で楽しむことも大切にされている商品もあります。

 

そのため、いくつかの商品には、着色料は使用されています。

 

しかし、将来的には、可能な限り天然由来のものに少しずつでも変えていきたいとの社長の想いで日々、試行錯誤されているのです。

 

また、現在、「うその餅」で使用されている甘味料のひとつのソルビットですが、昔は使用されていませんでした。

 

しかし、お客様からの「どうしても餅が固くなる。柔らかいものを食べたい」そのニーズに答えるために、使用されるようになったとの経緯があります。

 

ただし、これに関してはやむをえずにということで、必要最低限量に抑える努力をされています。

動物性不使用なものも並ぶ商品ラインナップ

梅園菓子処の商品の中には、実は動物性不使用のものも数点ですが、存在しています。

 

食の多様化が言われている現在においては、宗教上や食物アレルギーなどのさまざまな理由により、動物性のものを口にすることができない方も多くいます。

 

そんな方でも、安心して手にとっていただける商品があるのも昔ながらのシンプルな和菓子作りを守ってきている証拠のひとつなのです。

 

看板商品のひとつでもある「梅守(うめもり)」は、外国人観光客や留学生、外国の方への手土産として、重宝されているそうです。

 

また、食品添加物に動物性不使用な商品は、赤ちゃんや小さな子ども、食物アレルギーを持っている子のおやつとしても好評を得ています。

 

創業当時からのシンプルな原材料による和菓子作りにより、いろいろな世代・立場の方に手に取ってもらえる和菓子を日々生み出されているのです。

 

ちなみに、月替わりの季節の和菓子は、添加物はもちろん、動物性不使用で作られているものが多いので、機会は限られてしまいますが、目にした際には、ぜひ、手に取って楽しんでもらいたいです。

 

梅守

宗教上の理由により植物性由来の原材料を使用した和菓子としてニーズがある梅守

 

梅守はこちらのリンクからお買い求めいただけます

梅園菓子処ECサイト梅守の通販ページ

 

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