太宰府 梅園菓子処 - 太宰府天満宮御用達の和菓子

       

コラム

それは一滴のしずくが落ちるを待つが如し

カテゴリ: 作成日:2025/03/07

寒いこの時期は温かいお茶がおいしい季節です。上質な茶葉で美味しいお茶を淹れようとすると、茶葉に適した温度のお湯を静かに注いでゆっくりと時間をかけて旨みを引き出していく時間や工程が必要です。急須に残った最後の一滴が茶碗に落ちるまでじっと待つ。そのじっと待つ時間を私達は大切にしています。

 

梅園菓子処の菓子作りもこれと同じ感覚です。私達の日々の工程は「手しごと」が基本です。餡を作って丸めて包餡する。宝満山の生地を作る。出来上がった菓子を包装する。そして、それらを梱包してお店から送り出す。土うそも木うそも絵付けもすべて関わってくださる人々の手しごとの結晶です。

 

ひとが作っている菓子ですから機械のように同じ規格でたくさん作ることはできません。私達が大切にしていることは「心を込めて上質な菓子を手しごとで生み出すこと」ですが、これはコピーライティングでもなんでもありません。日々の私達の仕事そのものです。

 

ですからご注文の際にはどうぞ日数に余裕をもってご依頼いただけますと幸いです。「出来るだけ早く送って欲しい」というお客様にはひょっとすると私達の店は向かないかも知れません。また、「梅園の菓子が食べたい」というお客様のお気持ちは大変ありがたく、その想いに支えられてこれまで商いをしてきました。私達もその想いにお応えするべく日々精進をしているのですが、「何がなんでもあの商品が欲しいから何とか融通してくれないか」というお客様にも私達の店は向かないかも知れません。

 

一滴のしずくをじっと待つ。そんな時間もお客様と一緒に楽しんでいけたらと心から思っています。

 

 

                       

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