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福岡の地名

カテゴリ: ブログ 作成日:2020年10月15日(木)

 縄文文化というと、南九州や東北が大変に有名です。ところが今からおよそ7,300年前に発生した鬼界カルデラの大噴火で大隅半島や薩摩半島に火砕流が到達して南九州の縄文文化は壊滅してしまいました。この時の火山灰は九州一円はもちろんのこと、遠く今の宮城県辺りまで到達しました。

 

 幸いにして北部九州はなんとか難を逃れたようで、福岡を中心とした北部九州は、縄文時代以来ずっと人が住み続けることとなりました。こういう遺跡を重層型遺跡と呼ぶそうです。まるで古代ローマのようですね。その名残は福岡や北部九州辺りに点在する特徴的な地名にも見られます。中でも特徴的な「原」と「丸」についてご紹介しておきます。

 

 1.原と書いて『ばる』

 関東関西の方が一番違和感を覚えるのが「原」と書いて「ばる」と読むことではないでしょうか。前原(まえばる)、原田(はるだ)、屋形春(やかたばる)、春日原(かすがばる)、白木原(しらきばる)、桧原(ひばる)、平原(ひらばる)、女原(みょうばる)、田原(たばる)などなどが代表的な例です。この「ばる」というのは人の集落を示す言葉ではないかという説があります。単なる原っぱではなくて、人が住みついて集落になったところです。それを「ばる」と呼び、そこに漢字の「原」を当てたということでしょうか。福岡市近郊は「ばる」だらけです。イタリア人なら飲みに行ってしまうところです。北部九州では縄文末期から稲作が行われていましたので、その辺りとの関連もあるのかも知れません。(板付遺跡)

 

 2.地名にやたら「丸」

 次に丸(Maru)のつく地名も多いです。五郎丸、三郎丸、田主丸、金丸、持丸などの丸のつく地名が代表的です。このMaruもBaruから音韻変化したのではないかという説があります。しかし、どちらかというと丸の方はやや山間に多いような気もします。Baruは平地に多いような感じでしょうか。

 

 ともあれ、私は学者でもなんでもないので、あくまでも興味の対象として見ています。福岡にお越しの際にはぜひ他地域にはあまり見られない地名にも関心をもっていただくと、旅がより楽しめるのではないかと思います。ちなみに、梅園菓子処のある太宰府には都督府という場所があります。古代のロマンを感じる地名ですね。太宰府にお立ち寄りの際は、この都督府跡(都府楼)にも足を伸ばしてみてください。

 

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